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24.03.29

みんなの台所

栄養士、渡辺友美子さんの
春を楽しむ色とりどりのお弁当

フリーランスの栄養士として、また料理家としても活動する渡辺友美子さん。栄養士を目指したのは、ある出来事がきっかけでした。
「高校生のときに、過度なダイエットで体調を崩してしまって。通院の際に医者から言われたのは〝バランスよく食べてください〟ということでした。もともと食べることは好きだったので、バランスのとれた食事で心身を整える、ということを伝えるには、栄養士としての資格が必要だと思い、急遽進路を変更したんです。その時、すでに高三の冬だったので、先生にはすごくびっくりされましたね(笑)」

学生時代に、母が毎日作ってくれたお弁当にも背中を押されます。「わたしに美味しいものを食べさせようと、彩りや品数を考えて、毎日お弁当を持たせてくれていたんです。から揚げと玉子焼きは必ず入っていて、大好きでした。副菜も美味しかったなあ。本当にどれもすごく美味しくて、母のようなお弁当を作れたらいいなって、高校生のときから思っていました」

そんな渡辺さんが作ってくれたのは、これからの行楽シーズンにもうれしいお弁当。色とりどりでボリューム満点のたっぷり6品。味付けもさまざまで、なかでも人気のおかずとまぜご飯のレシピを紹介します。「インスタグラムのフォロワーさんにも好評で、わたしの好物でもある梅干しを効かせた〝さっぱり梅てりチキン〟と、炊いたごはんに具材を混ぜるだけなので料理初心者のかたでもトライしやすい〝桜エビと大葉の春の玄米混ぜごはん〟。混ぜごはんは栄養価も高いので、帰宅が遅くなったり、小腹が空いたとき用に、おにぎりにしてストックしておくと便利ですよ」

桜エビと大葉の春の玄米混ぜごはん

◎材料(2人分)

・玄米ごはん 400g
・大葉 10枚
・桜エビ 大さじ1
・白ごま 小さじ1
・すしのこ 大さじ1と1/2

◎作り方
1.大葉を千切りにする。

2.ボウルに玄米、大葉、桜エビ、白ごまを加えて切るように混ぜる。

3.すしのこを加えて味をつける。切るように混ぜ、全体に馴染んだら完成。

★作り方のコツ・ポイント
「混ぜすぎると粘りが出てきてしまうので、切るようにさっくり混ぜるのがポイント。玄米と酢飯の意外な相性の良さを試してみてください」

さっぱり梅のてりチキン

◎材料(2人分)

・鶏もも肉 1枚
・塩 ひとつまみ
・酒 小さじ1
・米油 大さじ1
・片栗粉 適量
・白ごま 適量

梅ダレ
・梅干し 2粒
・酒 大さじ1
・みりん 大さじ2
・醤油 大さじ1

◎作り方
1.鶏もも肉は食べやすい大きさに切り、塩、酒を揉み込み片栗粉をまぶす

2.梅干しを包丁でたたいてペースト状にする。

3.ボウルに梅干し、酒、みりん、醤油を入れて混ぜ合わせる。

4.フライパンに米油をひき熱し、鶏もも肉を入れ、焼き色がつくまで中火で焼き、両面焼き色がつき、火が通ったら梅ダレを入れて煮絡める。

5.白ごまを振り完成。

★作り方のコツ・ポイント
「焼き色をきちんとつけると、こんがりと香りも良くなり、見た目も食欲をそそります。梅干しを叩くときは、きちんとペースト状に。お肉によく馴染むようになりますよ。はちみつ梅だと甘くなってしまうので、なるべくしょっぱめの梅干しのほうがおすすめ」


今回使った道具はこちら

盛り付けしやすい弁当箱 ドームマン

ダブルシーリング構造で料理の味移りがなく、美味しく食べられるお弁当箱。本体と蓋の2パーツだけなので洗い物が少ないのも嬉しいポイント。蓋とパッキンは一体成型なので、パッキンを取り外す手間がありません。
食洗機 / 乾燥機:○ 電子レンジ:○(フタは×)

渡辺さん「ひとつひとつのおかずが際立つように詰めることを意識していますが、このドームマンお弁当箱は高さがあるので、とても詰めやすいです。種類も豊富で選ぶ楽しみがあるなと思いました。軽くて、食洗機に対応しているところもうれしいですね」


Photo:太田太朗
Interview / text:松本昇子

渡辺友美子(わたなべ ゆみこ)さん

専門学校卒業後、会社員として5年勤務。2021年に独立し、フリーランスの栄養士として活動。instagramで発信するオリジナルメニューやレシピ動画が人気。『ゆうのごはん屋』不定期開催。
https://www.instagram.com/yutanpiyo/

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